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  想い出の一品 その 5

               

                       「円空 刻 薬師如来像」     F 20 号      2002.10

             この絵は、海外での展覧会に初出品し、受賞した作品である。今も変わらないが、日本の画壇はアマ、
            プロを問わず、新人作家が容易に登場出来ない古い体質で、日本では、メディアも含め既成の権威や、
            肩書きに弱く、欧米に比べ文化のレベルが低いと言われて久しい。このことについては、別の機会に
            述べたいと思う。そんなことで、この作品はヒロシマでのチャリティ展でトップアーティスト賞を受賞した
            本作品を、オーストラリア・パース市での日豪芸術交流祭に誘われ海外への初出品で、二つの芸術
            選奨を受けた素人の私にとって記念すべき作品である。
            作品は、円空の生地美濃にのこる、薬師如来像。名が出るまでは、地元の人々のたき火のときには
            祠から引き出されて、腰掛け代わりに使われたり、子供の水遊びの浮き代わりにされたりしてたという。
            そんなエピソードに、村人に慕われた円空の人柄が覗える。