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バックナンバー・ギャラリー 第三室 7
想い出の一品 その 7
「 惜 別 」 P 50 2000.04
この絵は、2000年に奈良興福寺の涅槃塑造像をモチーフにして描いたものだ。涅槃を迎え悠揚たる
釈迦と寂然として見送る菩薩達と、周りで人間臭さを漂わす佛弟子達の、惜別の情を表現したいと 思った。
画面いっぱいに描かれた釈迦像と佛弟子とすがたを、墨の濃淡、にじみなどの技法を巧みに駆使し、また
力強い表現で構図の良さと相まって迫力ある画面を構成している作品、との講評を得た。
この作品は、この年久居市展市長賞を受賞した。